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「君の名は。」鑑賞してきました/近況報告 - エンジョイ!アニオタライフ

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「君の名は。」鑑賞してきました

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「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」など様々な作品を通じて、男女の心の機微と心の距離、
そして印象的で美しい風景を描いてきた「新海誠」監督の新作が遂に公開されました。
いや〜この日をどれだけ待った事かw

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公開初日の8月26日(金)は平日でしたが朝一で鑑賞したかったので今週夏休みを取りましたw
今回は日本橋で鑑賞。前売りを購入しておいたので1400円です。
少し残念だったのは、最近のアニメ映画ではデフォになりつつある入場者特典は無し(´・ω・`)

では簡単に作品のあらすじと感想を・・・っとその前に皆さんに一言。

おもいっきりネタバレしますから鑑賞予定の方は記事読まないで下さい!
おもいっきりネタバレしますから鑑賞予定の方は記事読まないで下さい!
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大事なことなので3回言っておきますw

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山深い田舎町「糸守」で暮らす「宮水三葉」は都会に憧れる女子高生。
祖母「一葉」や妹「四葉」と普段どおり朝食を取るが、2人は何か不思議なものでも見るような視線を向ける。
学校の友人にも昨日は変だったと言われて戸惑う三葉。何も覚えていないのだ。
ただ何か別の人として生きている夢を見ていたような気はする・・・

三葉の家系は代々宮水神社に仕えてきた。その為、三葉や妹は巫女として神社の神事を務める。
神楽を舞い、奉納する為の口噛み酒を仕立てる儀式を懸命にこなす三葉。
しかしそんな三葉を冷ややかに見つめる同級生たち。
ただでさえ町長の娘ということで肩身の狭い思いをしているというのに・・・
田舎特有の口さがない人達やしがらみに心底辟易する三葉は叫びます。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」

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ベッドから落ちて目を覚ましたのは、東京都心に住む高校生「立花瀧」
しかし目の前に広がっている光景はまったく見ず知らずの部屋。
不思議に思い鏡を覗き込むとそこにいたのは見たことも無い少年の顔。
そう彼の中身は田舎町の女子高生「宮水三葉」だったのだ。

何が何だか分からないまま制服に着替え学校へ向かう瀧(三葉)。
憧れの東京の風景に心をときめかせ、放課後には友人たちとのオシャレなカフェと夢のような
時間を満喫するがバイト先から連絡が入り急遽向かうはめになる。
瀧がバイトするレストランには「奥寺ミキ」というマドンナ的存在の女性がいるのだが
店で起きたトラブルがきっかけで瀧(三葉)と奥寺先輩は仲良しの間柄に。

よくできた夢だと関心しながら瀧のスマホを覗く三葉。
どうやら瀧はスマホに日記をつけているようなので今日の出来事を書きこむことにする。

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翌日目を覚ました瀧がスマホを覗きこむと見覚えのない書き込みが。
それに学校の友人やバイト先の人間たちの自分に対する反応も何かおかしい。
一方の三葉もクラスメイトの態度に違和感を覚える。
友人の「名取 早耶香」に尋ねると、昨日三葉は自分の悪口を言うクラスメイトを挑発したというのだ。

三葉のノートに書き綴られた不思議なメモとイラスト。
瀧のスマホに打ち込まれた東京を満喫する謎の日記。
ようやく2人は想い至る。俺(私)は夢であの女(男の子)と入れ替わっていると。

それからの2人はお互いの生活を守る為にルールを決めて、起きたことは必ず書き記すことに。
最初は戸惑っていた2人ではあったが何だかんだ言いつつ入れ替わり生活を楽しむ。

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入れ替わり生活に慣れたある日、三葉(瀧)は祖母と妹と共に神社の御神体がある山へ向かう。
その最中、一葉は産霊(むすび)の概念を2人に語りだす。
糸をつなげることも人を繋げることも時間の流れも全てむすびであり神の力であると。

頂上に着き口噛み酒を御神体に奉納する三葉(瀧)たち。
その口噛み酒はあんたらの半分なのだと言う一葉は、三葉をジッとみつめます。
「あんた今、夢をみとるな?」

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ハッとして目を覚ます瀧。そこは自分の部屋で何故か涙を流していた。
いま起きた出来事を考えまどろんでいると突然奥寺先輩からメッセージが届く。
どうやら瀧(三葉)が勝手に先輩とのデートを取り付けたようだ。

憧れの先輩とのデートで浮かれる瀧だが、会話が続かず空回りの連続。
何とか挽回しようとするが、訪れた美術館で観た「飛騨」の風景に心を奪われる。
三葉の住む町を思い出していたのだ。そんな彼をみて何かを察する奥寺先輩。
結局2人の仲は進展せずこの日はそのまま別れることに。

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2人のデートが終盤に差し掛かる頃、部屋にいた三葉のスマホに電話がかかってくる。
それは友人の「勅使河原 克彦」からで宮水神社で行われる祭へのお誘いだった。
あまり行く気は起きないが今日は千年に一度巡ってくる「ティアマト彗星」が見れる日。
せっかくなので重い腰を上げることに。

勅使河原と早耶香は、待ち合わせに来た彼女をみて驚きの声を上げる。
自慢の髪をバッサリ切っていたのだ。トレードマークの組紐も着けていない。
学校もさぼり突然髪を切った三葉を心配する勅使河原と早耶香。
心配しないでという彼女の上空を美しい「ティアマト彗星」が糸を引くように流れていく・・・

「デートが終わる頃には、ちょうど空に彗星がみえるね」
何の事かわからず、登録されている三葉の電話番号をかけてみる瀧だが・・・

この日以降、瀧と三葉の入れ替わり現象は起きなくなる。

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入れ替わり現象が起きなくなった後、瀧は拙い記憶を頼りにスケッチをしてみたり
資料を読み漁って三葉の住む町の手がかりを探す日々。そして意を決した彼は行動を起こす。
勇んで東京駅に向かうとそこで待っていたのは友人「藤井 司」と奥寺先輩。
心配した2人はついていくというのだ。嬉しいような迷惑なような複雑な心境になる瀧。

とりあえずは飛騨に向かい精力的に聞きこみをするが情報は何も得られない。
やはり記憶違いだったのかと落胆する瀧。しかし思わぬ場所で重要な手がかりを得る。
何気なく入った町の食堂の旦那が「糸守」出身だったのだ。歓喜する瀧。
しかし、信じられない事実が待っていた・・・

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糸守の町を眺め呆然とする瀧。
3年前、「ティアマト彗星」の一部が隕石と為って降り注ぎ町は壊滅していたのだ。
信じられないおもいで図書館の関連書籍を読みあさる瀧が目にしたのは犠牲者名簿に載る「宮水三葉」の文字。
そんなバカなとスマホを確認するも彼女が打ちこんだデータは全て消えてしまう。
さらに三葉の名前さえ忘れてしまい困惑する瀧。やっぱり今までのことは全て夢なのか?

そんな思いを奥寺先輩に打ち明けていると、瀧の手首に巻かれた組紐について話が及ぶ。
お守り代わりに巻いていると応えた瀧だがいつ誰に貰ったのかがどうしても思い出せない。
しかし、それが呼び水となったのか瀧はある場所のことを思いだす。

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それは三葉(瀧)が口噛み酒を奉納しに行った宮水神社の御神体。
早朝、奥寺先輩たちに断り書きを残して御神体へ向かう瀧。
御神体は夢ではなく確かに存在した。どうやら隕石の被害も免れたらしい。

「あいつの、半分・・・」
そうつぶやき、三葉の口噛み酒に口をつけた瀧。その瞬間、不思議な現象が起こる。
誕生、父がいて母がいて幸せな幼少時代、母の死と父の裏切り・・・
三葉の人生を追体験する瀧。それは入れ替わりの時、そして最後の瞬間まで続いていた。
「三葉! そこにいちゃダメだ!」

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次の瞬間目を覚ます瀧。その部屋、その身体は間違いなく三葉のもの。
三葉の口噛み酒の力で再び入れ替わりに成功したのだ。涙を流す三葉(瀧)。
しかし感動している場合ではない。今日は「ティアマト彗星」の隕石が落ちてくる日なのだ。

学校に行き勅使河原と早耶香に協力を仰ぐ三葉(瀧)。半信半疑ながらも2人は協力を約束してくれる。
しかし、2人だけでは心もとないと町長である父にも頼みに行くが取り付く島もない。
そうしている間にも、時はどんどん過ぎていく。焦燥感を覚える三葉(瀧)。
そんな中、御神体のある方角に瀧(三葉)の気配を感じ急ぎ駆けつける。

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運命を分かつあの日。
東京で瀧が奥寺先輩とデートすると思っていたあの日、三葉は居ても立ってもいられず東京へ行っていたのだ。
連絡もつかず当てもなく東京をさすらう三葉。しかし予感のような不思議な確信があった。
「私たちは、会えば絶対、すぐにわかる」

代々木駅のベンチで総武線が入ってくるのを眺める三葉の視線がある人物を捉える。
その相手が乗る車両へ駆けつけ乗り込む三葉。目の前には単語帳を捲る瀧の姿が・・・
意を決して話しかける三葉だが、瀧の反応は予想に反して冷たいもの。
ショックを受けた三葉は諦めて次の駅で下車することに。
しかし、その際瀧に名前を尋ねられる。閉まりそうになるドア直前に組紐を手渡し叫びます。
「名前は・・・みつは!」

これが瀧にとっては知る由もない3年前の出来事。
俺と三葉は既に出会っていた・・・その事実に感動と切なさを覚える瀧。

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頂上に着き声を限りに叫ぶ三葉(瀧)。その声に気付く瀧(三葉)だが姿が見えない。
お互いの声のする方に近づく2人。そして、夕暮れが辺りを包みだしたカタワレ時に奇跡が起こる。

時間も距離も飛び越えてようやく運命の邂逅を果たす瀧と三葉・・・
泣いてすがる三葉とは対象的に優しい笑みをみせる瀧。だが感動に浸っている時間はない。
災害から町を救うことを託す瀧。必ず成し遂げると誓う三葉。
しかし名前を忘れないようお互いの手に名前を差し記す途中で三葉は消えてしまう。
「誰だ? 名前は・・・!」

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糸守の町を救う為走り出す三葉。
作戦はこうだ。実家が建設業の勅使河原の力を借りて変電所を爆破。
そして山火事が起こったので非難してくださいと早耶香が無線でアナンウンスする。
完全に犯罪行為だが人の命がかかっている。やるしかない。

爆破、避難指示まで上手くいくが祭にいる人々はどこか他人事。
このままではまずいと感じた三葉は父に協力を仰ぐため走り出す。
しかし、彗星はもう肉眼ではっきり確認できる距離。時間は刻一刻と迫っている。
諦めかけた三葉。しかしその瞬間手のひらに「すきだ」の文字をみつける。
再び自分を奮い立たせ走り出した三葉は父と対峙することに。

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東京のビルの屋上から彗星の天体ショーを眺める瀧。
しかし、その彗星の欠片が隕石となって容赦なく糸守町を襲う。
大きな衝撃と熱波で辺り一面跡かたもなく吹き飛ばしてしまったのだ。

御神体がある頂上で目をさます瀧。
此処がどこで、自分が何をやっていたのか? まるで思い出せない・・・

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あれから5年の歳月が流れ大学生になった瀧。
就活に悪戦苦闘する中、奥寺先輩に呼び出され近況を報告しあう。
話の最中で5年前一緒に行った糸守の話になり当時を振り返る瀧。

一つの町を壊滅させた大災害。しかし奇跡的に避難訓練をしていた町民全員が無事だった。
縁もゆかりもない町だが、何故か色々な資料や情報を読み漁った。
何故あんなにあの町の災害に固執したのか? 自分でも理由はよくわからない。

別れ際、幸せになりなさいと笑顔で手を振る奥寺先輩。
その彼女の薬指には婚約指輪が光っていた。時は振り返ることなく流れていく・・・

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社会人になり忙しい毎日を送る瀧。
でも心にはいつもいいようのない空虚感を感じていた。
ずっと誰かを探しているような・・・そんな漠然とした思いを抱えて。

今日もいつも通り電車に乗り会社へ向かう瀧だが、すれ違った車両の中にある女性をみつける。
次の駅で降りた瀧は何かに導かれるように走り出す。一方の女性も同じように走り出していた。

そして再び運命の邂逅を果たす瀧と三葉。
階段の中腹ですれ違いゆっくり振り返った2人は言います。
「きみの、名前は・・・?」

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かなり端折って書いたのですがあらすじが長くなってしまい申し訳ないw
なので雑感は簡単に書きたいと思います。まずはネガティブな方から。

「君の名は。」時間を飛び越え彼女を救うという「時間軸」「タイムリープ」系の
お話でしたが正直に言えばまたかとw 最近多いですからちょっと食傷気味ではあります。

あと、おっさんになると奇跡もやり直しもないと日々痛感させられます。
なので何かなんでもかんでも「奇跡」とか「運命」でかたずけて欲しくないですし
「生死」を手軽に扱わないでほしいなと。死んだら永遠の別れですよ・・・

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それと奇跡を起こす「三葉」の相手が何故東京に住む「瀧」なのか?
三葉は神社の娘で不思議な力が備わっているのは納得できるんですけどね。
個人的には瀧である必要と理由が欲しかったかなと。

次は演出面ですが、時間が短い為2人の入れ替わりや掛け合いが短く感情移入できませんでした。
瀧と奥寺先輩のデートに心を痛め涙を流す三葉のシーンなんかも違和感ありましたね。
そんなに瀧を好きになる程のやりとりあったかなと? 逆に瀧も三葉のどこに惚れたのか?

あと糸守町のみんなを救う為に必死で奔走する三葉のシーン。
普通なら行く末をドキドキしながら見守る場面ですが、今回はまったくそんなことありませんでした。
何故ならすでに冒頭で大人に為った三葉が出ていましたからね。
だから僕はどうせ助かるじゃんとかなり冷めた気持ちで鑑賞しておりましたw
何で最後まで生死が分からないようにしておかなかったのでしょうか?
新海監督の作品を鑑賞するたびいつも「惜しい」なとの思いを抱きます。

いろいろいって申し訳ないですw ネガティブ発言はここまでにしときますね。

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ここからはポジティブ発言を。
「とりかへばや物語」にファンタジーとラブストーリーを加えた「君の名は。」
いや〜良かったですねw ネタバレ避ける為に情報遮断していたのでストーリー展開に驚かされました。

わりと新海監督らしくないなんて発言を耳にしますが、僕は逆の感想ですね。
この「君の名は。」むしろ新海監督の集大成的な意味を持つ作品だと思います。
実際これまでの作品である「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「星を追う子ども」
などどの作品の要素もしっかり組み込まれてますもんね。

ただ確かに今までと少し違うなと感じたこともあります。
それは「エンタメ性」と「メッセージ性」です。

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「エンタメ性」に関していえばこれまで新海監督は「自分が観たい作品」を作ってきましたが
今回の「君の名は。」に関していえば「観客が観たい作品」を作ってきましたよね。
今までと違い大衆が観て喜びそうな単純でハッピーエンドで終わる作品に仕上がっております。

でも昔からの「新海誠」ファンはガッカリはしていないはず。
何故なら「新海誠」の持つエッセンスをまるで失っていないからです。
自分らしさを失わずバージョンアップに成功した新海監督にただただ脱帽です。

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それと斬新だったのは「メッセージ性」ですね。
劇中でも大きなウェイトを締める「災害」のストーリーは明らかに昨今の日本を憂いてでしょう。
災害はいつどこで起きるかわからないし、自分の身にいつ降りかかっても不思議でない。
だから日々を大切に生きて欲しいとの新海監督からのメッセージがヒシヒシと伝わってきました。
「君の名は。」震災で亡くなった方への鎮魂歌でもあるし、今を生きる僕たちへの応援歌でもありますね。

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他には「言の葉の庭」の「雪野」先生がサプライズ登場してファンサービスや
「食事シーン」や「音」に垣間見える「ジブリ」作品の影響。
他にはちょっとエヴァっぽかったなんて感想などなど・・・まだまだあります。
しかしキリがないので今回はここらへんでやめておきますねw

「君の名は。」まだ公開して3日目ですが、史上空前の大ヒットに為っているようです。
僕もあと3回は鑑賞に行く予定ですw 今からでもいいから入場者特典付けて欲しいですね。

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